あおり運転、パワハラ、クレーマー、DV、毒親、モンスターペアレントなど、一方的に怒りをぶつけてくる人。相手を全否定してくる人。自分の中にあるイライラを周囲の責任にして、当たり散らす人。
自分が不快な状態にあるのは誰かのせい。悪いのは相手。だから、相手を変えようとする。相手を正そうとする。自分に否はなく、自分の考えを変えようとは思わない。泣けば親がなんとかしてくれる、依存している子供のような心理。
言葉の裏には、自己を正当化する心理が働いている。改善するための暴言、暴力は正しいこと。相手のためにやっていると本気で思っている。
「お前のせいだ(自分に落ち度はない)」
「お前が間違っている(自分は正しい)」
「お前が不快にしている(自分の思い通りになるべき)」
そして、厄介なことに、彼ら(彼女ら)の中にも正解はない。不快に感じた時点で、相手へのダメ出しモードが始まる。後出しジャンケンで必勝、負けない論法。絶対優位な状態で相手を完膚泣きまでやりこめる。原因は、「自分」を勘違いしている状態。
自分の価値観が普遍的に正しいという勘違い。
自分は何をしても許されるという勘違い。
自分の元から相手が離れないという勘違い。
自分を満たすために、相手を利用しているだけ。相手のことなんて、考えていない。相手の不快はおかまいなし。
彼ら(彼女ら)に対してできること、自己救済の方法は「離れる」ことだけ。嫌だと感じる人から距離を置く。何を言っても正論で反論。何を言っても聞く耳を持っていない。受け入れるだけの心の余裕がない。
不快にしてくる相手には逃げるが勝ち。変えようと思って言い合っても、相手と同じレベルでのケンカにしかならない。他人を変えることは難しい。自分が変えられるのは自分。自分を満たすことができるのは自分。
誰かが自分を満たしてくれると期待している。あおり運転、パワハラ、DV、毒親、他者への依存気質は共通なのかもしれないですね。