互いに相手を「馬鹿にする」「否定する」ことで成立するコミュニケーションがありますよね。「仲が良いからできる」という罵り合う会話を楽しむキャッチボール。どちらかというとボールを当て合うドッジボール？
真に受けてもダメ。逃げてもダメ。やられっぱなしもダメ。悪口を言われた方は、リアクションとしての反撃（じゃれあい）を求められるので、私はとても苦手です。人を傷つけることを言いたくないですし、自分が言われたくないから言わない。
一部の「いじめ」って、始まりは「いじり」のスレ違いが原因なのだと感じます。相手からすると、可愛がってるから「いじる」というよくわからない理屈（正当な理由）がある。本当に嫌がっていても、喜んでいる反応と勘違いされる。いじられる側が、空気を読んで、不快なことに対して無理やり付き合わなくてはならないから、終わらない。
でも、これって、いじられる側が悪いのではなくて、いじる側の問題ですよね。他者との距離感を勘違いしている。「そういうことが言える関係だよな？」という特別感（優越感？）、一方的な親近感（仲間意識？）のごり押しを求めている。いじる側は、自分が気持ちよいからやめられない。
