リオオリンピックの閉会式、安倍晋三総理が「マリオ」の姿に変身して登場した8分間のプレゼン動画が話題になりましたね。日本の首相が、任天堂が誇る大ヒットゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の人気キャラクターに「マリオ」にコスプレ…スッキリの加藤浩次さんは、「体型的にルイージだろう」といった発言をされていて面白かったです。
安倍マリオの動画、これか。 pic.twitter.com/zPjQmyEnGI
— ひつじ男 (@the_sheep_man) 2016年8月22日
映像に登場する「マリオ」、赤いボールを持っているということから、こんな素晴らしい指摘をされている方がいらっしゃいました。
8ビット時代マイコンゲーム好きおっさんの一人としては強く言いたいのですが、 #安倍マリオ は赤いボールを大事に持っているので、スーパーマリオシリーズではなく、実はハドソンが発売した『パンチボール マリオブラザース』だと思うのです。 pic.twitter.com/6oNFMj1mnv
— 橋本 新義 (@Shingi) 2016年8月22日
こんなゲームがあったなんてまったく知りませんでしたが、1984年にハドソンさんから発売されていたらしいですね。
この頃のハドソンソフトは任天堂のソフトを数多く移植してきましたが、こちらはアレンジ移植となります。どこがアレンジされているかと言いますと、タイトルの通りパンチボールが登場するといった点です。
このパンチボールを敵に投げつけ、それに当たった敵を蹴飛ばしてひっくり返すといったルールへと変更されています。マリオブラザーズといえば地面を叩きひっくり返すルールで有名ですが今作では通用しません。ボールを投げるのが唯一の攻撃手段です。
パンチボールマリオブラザーズ(1984年 ハドソンソフト カセットテープ)|BEEP
たしかに、赤いボールを持って走り回っていて、こちらの方が「安倍マリオ」に近い印象ですね。
ボールを当ててカメやカニを倒す…まるでポケモンGOでモンスターをゲットするような内容が興味深い。ただ、とても面白そうなゲームなのですが、ファミコンソフトでは遊べないないようです。
音楽を聴くカセットテープのようなソフトの形状、これはパソコン専用(PC-88、FM-7、MZ-1500など)のゲームらしい。今もっとも広まっている機種(ハード)というと…スマホ?ぜひ、無料アプリで再現して欲しいですね。