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昨日は今日を知らない

深夜無人ローソンの問題点…スマートコンビニは防犯カメラだけで万引き防止になる?

 

 

ワールドビジネスサテライト(WBS)さんで紹介されていた深夜無人のローソン。「スマートコンビニ」の実証実験が行われた横浜市磯子区氷取沢店さんでの生放送が興味深い。

 

入り口には防犯のための認証システムが設置されていて、ローソンアプリかカードでQRコード入店が可能。アプリがなくても顔を撮影することでの顔認証で入れる。お支払いは、お客自身が決済、セルフレジでの対応。

 

売り場に人がいなくなった状態で窃盗(万引き)がどこまで防げるのかの検証、素人考えですが、いろいろ課題があるように感じました。

 

まず疑問に感じたのは、同伴者や同時入店の問題。オートロックのマンションのように、誰かが開錠して自動ドアが開いた瞬間なら、だれでもセキュリティー無視して入れてしまいますよね。ヘルメットや覆面、マスク、サングラスなどを着用して顔を隠した状態でも一緒に入れてしまう。入店ではなく、退店するタイミングを待ってすれ違いざまに入店すれば、無人状態でやりたい放題?

 

あるいは、人物の顔が写っている写真画像や動画をカメラに向けて撮影させた場合、認識しないようになっているのかどうかも気になります。

 

また、0時に施錠されてしまうそうなのですが、0時直前に入店していた場合はどうなるのでしょうね。しばらくは店員さんがバックヤードで待機されているらしいので、退店を確認してから施錠される?一度出てから再度入店手続きとなると、お客さんからのクレーム(不満)がありそう。

 

そして、購入できないお酒、たばこ。カバーが降りて買えないようになるそうなのですが、隙間から強引に取り出してしまう悪質なお客がいそう。支払わずに退店して、逮捕されたら「どうしても欲しかった。後で支払うつもりだった」という自分勝手な言い訳をしそうですよね。

 

店内には7~8台の防犯カメラが設置されていますが、撮影されていても気にしない人たち…酔っ払い、バイトテロのような悪ふざけをする若者など、抑止力には限界がありそうですよね。

 

 窃盗目的ではなくても、明るい店内に居座り続けるお客もいそう。立ち読みで雑誌や漫画を読破する人、店内で眠る人、飲食してしまう人、終電を逃して漫画喫茶のかわりに無料でオールするなんて人もいるかも。あるいは、長時間おしゃべりを続けるカップルとか。時間制限はなさそうですもんね。

 

 レジ待ち、マナー違反などお客同士のケンカトラブルなども考えられるので、警備会社や警察官の巡回が必要になってくるかも。