家族4人が乗車する白いワゴン車が後ろから走ってきた大型トラックに追突され、ワゴン車に乗っていた萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)の夫婦が亡くなりました。
同乗していた15歳の長女と11歳の次女は軽傷を負いました。 この事故から4カ月たった今日、事態は大きく動きました。 事故を誘発したとして福岡県中間市在住の石橋和歩容疑者(25)が過失運転致死傷の疑いで逮捕されたのです。
“なぜ、殺人罪は適用されない?”高速のあおり運転で死亡事故を誘発した容疑者が逮捕 / 直撃LIVE グッディ!「せーの!グッディ!」
フジテレビさんでお昼に放送されていますワイドショー「グッディ」の番組公式ブログでは、放送内容が文字起こしされているのですね。とくに、北村弁護士の法的な見方(見解)が興味深いです。
客観的に見て誰が死んでもおかしくない状況だった。そこは間違いないですよね。ただ殺人の故意があったかどうかというと非常に難しい。
なぜなら、その場所にいた全員に死の危険があったわけですから。容疑者は逆恨みで嫌がらせをしていたのが事実でも、それは殺意とは結びつきません。
危険な状況において自分だけが逃げるなどの行動をとっていれば殺意の認定ができるかもしれないですが、この状況では無理だと思います
“なぜ、殺人罪は適用されない?”高速のあおり運転で死亡事故を誘発した容疑者が逮捕 / 直撃LIVE グッディ!「せーの!グッディ!」
今回、危険運転致死傷罪の適用がないのは、運転中での事故ではないからで、さらに「加害者自身も危険な状況にあった=判断力の欠如」と判断されてしまう可能性もあるようですね。
高速道路で降車させること自体にどんなに命の危険(被害者が死亡する可能性)があっても、加害者当人に殺す気持ちがなかったら、殺人罪が適用できないみたいです。
別のサイトさんではこんな情報も…
石橋容疑者の知人によると、石橋容疑者はしょっちゅう事故を起こしていて、保険会社のブラックリストに載るくらい保険金をもらっていたという。こんな人間に関わったことが不幸としか言いようがない。
注意した相手が悪すぎた!逮捕された男は保険会社のブラックリストに載るほどの事故男 : J-CASTテレビウォッチ
加害者が、無謀、無茶、身勝手な行動で犯罪を犯しても、法律で裁いてもらえない…とても理不尽な事件ですね(T-T)