つむつむにっき

昨日は今日を知らない

奈良県生駒市立大瀬中学校で熱中症の死亡事故。7年前の大分県、部活指導死が再燃。

 

17日あたりから同様のツイッターで情報が拡散されていて、広まりつつある部活動中の「指導死(顧問の暴力・体罰)」のツイート。

 

 

 

平成21年(2009年)8月22日に、大分県立竹田高校剣道部の主将・工藤剣太さんが熱中症による多臓器不全で高校生が死亡したニュース。 2013年に裁判が報道されていた死亡事故(過失傷害致死?殺人事件?)がSNSで急浮上した要因は、「熱中症による多臓器不全」という死因にあるのかもしれないですね。

 

 

部活中の中1男子が熱中症で死亡 35分間のランニング後に倒れる 奈良・生駒の市立中

 

 

奈良県の生駒市立大瀬中は17日、1年の男子生徒(12)がハンドボール部の練習中に熱中症の症状を訴え、病院に搬送されたが死亡したと発表した。

 

 

部活中の中1男子が熱中症で死亡 35分間のランニング後に倒れる 奈良・生駒の市立中 - 産経WEST

 

 

 

熱中症が原因の腎不全で死亡…このニュースが報道されたのが8月17日。共通点の多いこの事故がきっかけで過去の熱中症による死亡事故に注目が集まったのだと考えられます。

 

 

剣太さんは、その日、母親が作ってくれたおにぎりを食べることはなかった。それだけではなく、部活動中に顧問教諭からの暴行を受け、熱中症による多臓器不全で搬送先の病院で亡くなってしまうのである

 

 

指導死 大分県:剣道部顧問による暴行致死事件 

 

 

 

追跡!真実の行方 背景に「体罰」? 大分17歳少年熱中症死の"真相" - YouTube動画

www.youtube.com

 

指導死_Shido-shi - YouTube動画

www.youtube.com

とくに、今年は「ブラック部活動」という言葉が誕生するほど、学校教師の労働条件の問題が多くのメディアで取り上げられていますね。

 

クラス指導だけでなく部活動の顧問として長時間労働が求められ、授業の準備をする時間もない先生(学習指導の質の低下)。放課後のサービス残業、土日祝日に交通費程度の対価(賃金報酬)で事実上ボランティアで働き、家族と過ごす時間もない先生(離婚・過労死問題)。

 

そして、部活動問題は、教員の労働負担だけでなく、生徒の負担(過剰な練習や異常な拘束時間による心身の不調・体罰による自殺)も問題になっているようです。今年は、学校の部活動制度の有り方が問われてますね。

 

 

 

 

 

 

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